2025年2月13日木曜日

ギャッベやトライバルラグに赤色が多いのはなぜ?

 


情熱的、生命力、太陽などポジティブなイメージがある赤色のラグがあるだけで、なんだが元気になれます。
かくゆう店主もペルシャラグの深い赤色にハマった1人です。

ギャッベやトライバルラグに赤色系が多いと思いませんか?
これは草木染めに使用するセイヨウアカネが手に入りやすいことが関係しています。
地中海沿岸から中央アジアまで広く分布するセイヨウアカネは、移動を重ねる遊牧民にとって採取しやすい天然染料だったのでしょう。

ツタンカーメン王の衣服もセイヨウアカネで染められていたほど、アカネは古来から使われてきた天然染料なんです。

茜染の赤色は、和名の語源にもなった「赤い根」から生まれます。
淡い朱色の日本茜と、黄みがかった濃い赤色のセイヨウアカネとは色素が異なります。
科学調査で正倉院の染織宝物を分析した結果、日本の茜染とセイヨウアカネを使った織物が混在していることが判明したそうです。
染織物がシルクロードを渡ってきたのかと思うと、なんだかロマンを感じますね。

お部屋に赤色は派手では?と思われがちですが、暖色系が多い床材には深い赤色のペルシャラグがとても馴染みます。
また、タペストリーとしても映える色だと思います。
気になった方はぜひ、お店まで見に来てくださいね!

ラグの画像をタップすると、オンラインショップの詳細をご覧いただけます。












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